肉離れ③

肉離れの予防法

肉離れの一番の原因である、”急激な動き”をしないように、運動前にはしっかりとストレッチをしてください。体育の授業の前やスポーツをする前に口酸っぱく準備体操を促されるのも、肉離れの予防のためです。「ストレッチに意味があるの?」と思ってしまいがちですが、準備体操をするかしないかでスポーツ中の怪我のリスクを大幅に軽減させることができます。また、軽視されやすいのですが、運動後のクールダウンはとても大事なので、しっかり時間をかけて行いましょう。

肉離れの対処法

肉離れの重症度によって対処法は変わってきます。

内出血をしている場合

内出血をしていたら、まずはアイシングを一番にしてください。局部を冷やすことで血行の流れを悪くさせ、内出血を最小限に抑えることができます。また患部を麻痺させることができるので、精神的な負担が減ります。ただここで注意してもらいたいのは、長時間冷やし続けないこと。患部を必要以上に冷やすと筋肉が硬直してしまったり皮膚が凍傷になってしまう場合があります。15〜20分程度がベストです。内出血がある場合は筋肉の損傷が確実にありますので早めに接骨院や整形外科などの医療機関に行くことお勧めします。

内出血をしていない場合

内出血をしていない場合も負傷から1~2日はアイシングがおすすめです。1回で15~20分程度のアイシングをして下さい。実際は内出血があっても表面に出ていない場合や内出血が起こりにくい部位もあるので、それだけでの判断は禁物です。腱断裂など内出血を伴わない大怪我もあるからです。1日程度様子を見ても痛みや変形などの異常がある場合は念のため接骨院や整形外科などの医療機関で診てもらうことをお勧めします。

完全に断裂した場合は手術を受ける

部分的に切れたのであれば自力で治すこともできますが、完全に断裂した場合は手術の適用が一般的です。部分的に切れているのか、完全に切れているのか早期に判断するためにも接骨院や整形外科などの医療機関の受診をおすすめします。

2024年5月
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